北欧ノルウェーのワーキングホリデー!基本情報・ビザ
前回はワーキングホリデーで行ける北欧の国として、デンマークを紹介しました。そこで今回は同じ北欧であるノルウェーについて紹介します。
ノルウェーってどんな国?
東はスウェーデン、フィンランド、ロシアと国境を接し、西は大西洋に面している国です。首都はオスロ。人口は約515万人です。自然豊かな国であり、毎年多くの観光客が訪れます。冬はオーロラが見ることができ、人気な国です。「叫び」で有名な画家のムンクの出身地でもあります。公用語はノルウェー語で、主に魚介を使った料理を食べます。ノルウェーの通貨はノルウェークローネです。この通貨を使用できる国はノルウェーだけです。また、日本からの直行便はありません。ノルウェー語
ノルウェー王国の公用語であり、話者数は約500万人です。スウェーデン語とデンマーク語に非常に似ています。英語やドイツ語とも似ていますが、変化形がなくシンプルな文法なのが特徴です。スウェーデン語やデンマーク語と比べ、なめらかで聞き取りやすいのがノルウェー語です。ノルウェー語には「ブークモール」と「ニーノシュク」の2つの標準語があります。 これは政治的対立から生まれたものであり、現在は「ブークモール」を話す人が多いといわれています。ノルウェー語の文字は、英語で使われるアルファベット26文字にノルウェー語特有の文字3つを加えた29文字です。この文字はデンマーク語と全く同じです。英語力
ノルウェーを含めた北欧では、英語力が高いといわれています。実際に、ネイティブ以外の国での世界英語力ランキングはノルウェーが1位です。ノルウェーでは英語教育がかなり進んでおり、7歳のころから13年間英語を学ぶことが義務教育とされています。また、放送しているテレビ番組も輸入ドラマが多く、ノルウェー人にとって日常生活の中で英語が身近な存在です。そのため、若い子からお年寄りまで英語を上手に話すことができます。英語だけでも十分に生活ができ、英語を学びにノルウェーに留学をする人もいるそうです。ノルウェーのワーキングホリデー
ノルウェーと日本とのワーキングホリデーが2013年2月から開始されました。北欧ではデンマークに次いで二か国目です。この滞在許可は、主に旅行目的でノルウェーに滞在することを許可するもので、通常は申請者が同じ雇用主の元で6ヶ月以上働くことはできません。ビザ申請資格
- 申請時点で日本に居住していること。住民票を提出する必要があります。
- 申請時に18歳以上30歳以下であること
- この滞在許可の主旨は長期の観光用であるため、3ヶ月以上勉強することや、同一の勤務先で6ヶ月以上働くことはできません。
- 日本国のパスポートを所持していること。
- ノルウェー渡航後3か月分の十分な生活資金をもっていること。十分な資金とは、1か月当たり10092ノルウェークローネ(約121,000円)とされています。
- ワーキングホリデー終了後にノルウェーを離れる意思があること。ただしノルウェー入国前に日本への帰国のためのチケットを購入しておく必要はありません。
- 概して健康であり、医療費をカバーできる保険に入っていること。
- 今までにノルウェーのワーキングホリデービザを取得したことがないこと。
ビザの申請をしてみよう
書類提出に前にオンライン申請が必要です。申請登録をして申請手数料を支払ってください。申請者本人が大使館に来館し、全添付書類を提出するまで申請は完了しませんのでご注意ください。ノルウェーのワーキングホリデーには定員に制限はなく、期間にも制限はありません。必要な書類
- オンライン申請サイト「Application Portal」で申請手続きした際に受け取るカバーレター
- パスポートの原本、および使用済みのページ全ページのコピー
- 写真2枚(3,5 cm x 4,5 cm)
- 最初の3ヶ月分(30,276クローネ)の生活費を所有していることを示す書類。銀行発行の英文残高証明書。
- 健康証明書。申請者が「健康である」ことを医師が証明し、発行したものを提出してください。「健康証明書」は大使館HPでダウンロード可。
- 医療保険。滞在予定全期間有効な保険の証書、あるいはワーキング・ホリデーのための滞在許可が下りた時点で医療保険に加入することを示した「意思表示書」(大使館HPでダウンロード可)を提出してください。
- 申請手数料。オンライン申請時にクレジットカードにて支払い(3700ノルウェークローネ/2016年6月時点)