フランスのワーキングホリデー!基本情報・ビザ
ワーキングホリデーってどういうビザなの?学生ビザとはどう違うの?そんな疑問にこたえるべく、今回はフランスのワーキングホリデービザについて書いていきます。
フランスの魅力
フランスにはたくさんの魅力があります。観光客数は世界一といわれており、世界中から留学生や観光客が集まります。食、世界遺産、歴史、ファッション、音楽などなど。あげきれないほどの魅力が詰まっています。
フランスの都市
パリをはじめ、マルセイユ、カンヌ、ストラスブール‥などの有名な都市部も車で30分~1時間ほど離れるだけで深い森や田園風景が広がっています。また全国に歴史的建造物も散らばり、近代都市と自然環境、史跡まで欲張れる環境です。
首都パリ
フランス首都であるパリは芸術の都、花の都とも呼ばれ、アート・ファッション・料理・菓子・音楽などの世界の本場と言えます。本場でそれらの専門知識を学ぶには1週間程度のプチ留学やサマースクールから各種インターンシップ制度など大都市ならではの多くのプログラムが存在しています。少し郊外に離れるだけで緑深い森や田園風景に囲まれ、豊かで優雅な生活を楽しめる一度は暮らしてみたい地域です。
商業都市マルセイユ
フランス最古の都市と言われるマルセイユは地中海に面した最大の港町で、古くから貿易で栄え、現在もプロバンス地方を代表する商業都市です。パリからは電車で3時間程度の距離です。
古都リヨン
フランス第二の都市であるリヨンは、ルネサンス時代の建物が残る旧市街、現代的な繁華街、そしてビジネス街と、ソーヌ川とローヌ川を隔てて三様の顔をのぞかせる街です。旧市街の街並みだけでも一見の価値がありますが、ローマ遺跡や美術館博物館など見所満載の地域です。パリへも電車で2時間程度の位置にあります。
高級リゾート地カンヌ
フランスの南東の角に位置するカンヌは地中海に面した砂浜のビーチとマリーナも美しい高級リゾート地でもあり、南フランス文化の中心地です。国際的に有名な映画祭も行われ、世界各国からの人々で賑わう活気のある街です。
詳しくはフランス留学をしたい!とフランス留学!パリ?リヨン?都市はもう決めた?を見てみてください。
ワーキングホリデービザってどういうビザ?
ワーキングホリデービザは、フランスと日本の若者の国際交流を促し、互いの親交および理解を深めることを目的としています。そのため、学業や就労を目的とはしていません。
また、申請時に全く費用がかかりませんが、ビザ申請時の書類に経済証明書(残高証明書)を提出する必要があります。経済証明書とは渡仏後、充分に生活できる金額があるか証明するためのものです。
(ワーキングホリデービザでは3100ユーロ以上、学生ビザでは住居代込で一か月あたり615ユーロ以上、住居代無しで308ユーロ以上必要)
フランスのワーキングホリデービザの特徴
- ビザ申請時に決まるフランス入国日から丸々1年間が有効期限である
- フランス滞在中に期間を延長することや、身分の変更をすることはできない(学生ビザの場合は延長することができる)
- ビザの発給は1回限りであるため、渡仏前や渡仏後にパスポートを紛失しても、発給することはできない。(ビザ取得後は万が一のためにコピーをとっておくことが必須)
- 現地で仕事が決まり次第、許可証を提出しなければならない
ビザ取得条件
- 申請時に18歳以上30歳以下であること
- フランスを知るためにフランスへ行き、仕事に就く意思があること
- フランスのワーキングホリデービザを過去に取得していないこと
- 子供同伴ではないこと
この条件を満たしていれば、申請を却下されることはあまりありません。
学生ビザとの違い
学生ビザとワーキングホリデービザは何が異なるのでしょうか。
- ワーキングホリデービザは申請料金がかからない(学生ビザは申請料金として50ユーロかかる)
- 学生ビザは申請時に年齢制限がない
- 学生ビザは現地で滞在許可の延長が可能
- 学生ビザは必ず学校に通わなければならない
- 学生ビザでは申請書類に現地の学校の入学許可所などを提出しなければならない(ワーキングホリデービザでも語学学校には通えるが書類を提出する必要はない)
- ワーキングホリデービザは生涯で1回のみ
- 学生ビザ申請時は面接があるが、ワーキングホリデービザでは面接がない
- どちらのビザも働くことができるが、学生ビザの場合は労働時間が限られている
ビザ申請してみよう
ワーキングホリデービザを取得する条件を満たしたら、実際に申請してみましょう!そこでいくつかの注意を書いていきます。
- ワーキングホリデービザは年間1500人が定員である
- 本人のみしか申請することができない
- フランス入国予定日の3ヶ月前から申請可能である
- 郵送で申請することはできない
フランスビザ特有の申請書類
長期ビザ申請書やパスポート、経済証明書などの必要な申請書類のなかに、フランス特有の申請書類があります。
渡仏後の住所記入
ビザ申請時にフランス特有の記入項目が渡仏後の住所です。ホームステイや寮に住む場合は入国前から決まっているので書く事が出来ますが、現地に行ってから家を探そうと考えている人は厄介な記入項目かもしれません。ホテルの住所を書くことも可能ですが、3か月分の予約が必要となります。
動機作文
フランスのビザを申請する際には、動機作文を提出しなければなりません。この動機作文は大変重要で、そのビザが目的に合っているかどうかが判断されます。ワーキングホリデービザの動機作文には以下の5点が重視されます。
- どうしてフランスを選んだか
- フランスではないといけない理由
- ワーキングホリデービザではければいけない理由
- 留学中に何をするか
- 日本に帰国後どう生かすのか
絶対に書いてはいけないこと
1.語学や専門分野を徹底的に勉強したい、向こうでの仕事を頑張りたい
→就労、就学を第一とする目的はダメです。ワーキングホリデーでも語学学校に通うことは可能ですが、滞在期間の大部分を学業に費やしたい場合は、学生ビザにしましょう。また、現地では生活費を補うために仕事をすることが許されているため、仕事を目的とするのはNGです。
2.一生フランスにいたい
ワーキングホリデービザは1年後必ず帰国することが原則です。一生フランスで暮らすためのビザではありません。フランスに1年いった経験を帰国後、日本で生かすためのビザです。
3.恋人や友人がフランスにいるから
フランスにいる友人や恋人と一緒に住むためという理由は、ワーキングホリデービザにおいて論外です。
以上のことを気を付けて、動機作文を書いてみましょう!
必要書類がそろったら、必ず予約をして大使館へ申請をしてください!予約なしだと申請をする事が出来ないので、注意してください。予約は3か月前から可能です。詳しい予約の仕方は次のリンクを参考にしてください。
ビザ申請予約システム(http://www.ambafrance-jp.org/article3843)
ワーキングホリデーの現状
1.審査で通らないことがある
ワーキングホリデービザの渡仏者が減少しているにもかかわらず、審査基準が厳しい状況です。特にフランスは動機作文の提出が必須であり、「観光」を趣旨とした動機でないと通らないことがあります。
2.語学の大幅な上達は厳しい
ワーキングホリデービザでフランスに行く人は語学力が上がらずに帰国する人が多いです。語学が目的ではないため、アルバイトをしたりと、生活のためにいろいろやることがあります。そのため、日本人とばかり関わったりと、語学から逃げてしまうことが多いのです。現地のフランス語を話す友人を作ることが、なによりも語学上達には重要です!
3.コミュニティが広がらない
フランス語が分からない始めは、大半の人が日本食料理店で働きます。そのため、フランス語を話す機会よりも、日本語を話す機会が多くなるでしょう。最初は異国の地で1人で生活するため、孤独感や寂しさから日本人が恋しくなってしまうことがあります。そこで、日本人とばかり一緒にいると、いつまでたっても日本人のコミュニティになってしまいます。恐れずにつたないフランス語でも行動することが大切です!
ワーキングホリデービザに向いている人
- すでにフランス語力がある(初心者ではない)
- 1年間の留学を望んでいる(延長は望んでいない)
- 働き口がある程度決まっている
こんな人はワーキングホリデービザにおすすめです!
おわりに
今回はワーキングホリデービザについて書きました。学生ビザとは目的や期間が異なりますね!これからフランスに留学予定の方はぜひ参考にしてみてください。実際にワーキングホリデービザを取った後のことについて書いたワーホリでフランス留学についても参考にしてみてください!
≪参考≫
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