オーストラリア留学の奨学金を知ろう!~オーストラリア国内編~
はじめに
こんにちは。前回、オーストラリア留学の奨学金を知ろう!~日本国内編~という記事を書きました。 今回は、オーストラリア政府が給付する「エンデバー奨学金」を中心に、オーストラリア国内の奨学金についてお話します。 ※この記事は2016年11月21日現在の情報を基に作成しています。1.オーストラリア政府
エンデバー奨学金
オーストラリア国内の留学奨学金として有名な奨学金で、研究活動や専門能力の開発を支援するための奨学金です。支給額も多いですが、応募条件も厳しいのが特徴です。申請はエンデバー奨学金のHPから行うことができます。 種類は4つ。- エンデバーエグゼクティブフェローシップ:エンデバーエグゼクティブフェローシップは、対象国の産官学における優秀者に、専門能力を開発する機会(例:経営管理集中トレーニング、短期研修、リーダーシップ/エグゼクティブマネージメント・トレーニング)を提供するものです。この奨学金は、教育機関に正規入学して学ぶのではなく、受入れ先の職場環境で知識やスキルを習得することに焦点をあてており、学術研究に対する助成を目的とするものではありません。
- エンデバー研究フェローシップ:エンデバー研究フェローシップは、対象国からの大学院生および博士研究員の、オーストラリアにおける短期間の研究活動(4 ~ 6ヶ月間)を支援する奨学金です。専攻分野は問いません。
- エンデバー大学院奨学金:エンデバー大学院奨学金は、オーストラリアの大学院の修士または博士課程(コースワーク、リサーチのいずれも可)で学ぶ対象国からの留学生を、最長4年間支援する奨学金です。専攻分野は問いません。
- エンデバー専門技術奨学金:エンデバー専門技術奨学金は、オーストラリアの専門学校のディプロマまたはアドバンス・ディプロマ、準学士課程で専門技術教育を受ける対象国からの留学生を、最長2.5年間支援する奨学金です。専攻分野は問いません。専門技術教育・訓練のコースは通常、職業あるいは業務に関連する知識やスキルを養うもので、学術的要素よりも職業や業務に直結する要素を含みます。大学などが提供する学士課程以上のプログラムは、エンデバー専門技術奨学金適応外となります。
- プログラム開始期日に年齢が18歳以上でなくてはなりません。
- 参加国(日本は参加国)の国籍と永住権の両方かいずれかを持っていなくてはなりません。
- 定められた期間内にプログラムを開始しなくてはなりません。
- 必要な書類を全て提出しなければなりません。
- 定められた年月日以降、オーストラリア政府支援の奨学金またはフェローシップ(オーストラリア政府によって直接運営されているもの)をすでに受給していてはいけません。
- すでに修了したエンデバー奨学金とフェローシップの制度(category)に再度申請してはいけません。
- IELTS - Academic 試験のみ→総合スコア 6.5、個別バンド(熟練度)で 6.0 以下の項目が存在しないこと。
- TOEFL – 答案用紙方式 Paper Based Test (PBT) TWE (Test of Written English)スコア 4.5 を含めてスコア 580。
- TOEFL – コンピューター方式試験Computer BasedTest (CBT)Essay Rating スコア 4.5 を含めスコア 230。
- TOEFL – インターネット方式試験 Internet BasedTest (IBT)総合スコアで 90、Writing セクションが最低でもスコア 22、他のセクションはいずれも 20 以上。
- 旅費:3,000ドル(特別な場合には最高4,500ドルまで支給)
- 生活基盤のための資金:2,000ドル(フェローシップ)または4,000ドル(奨学金)
- 毎月の給付:3,000ドル(最長プログラム期間相当分まで)
- プログラム期間中の健康保険(外国人用OSHC ※海外留学保険)
- 旅行保険(外国人用プログラム期間を除く) ※エンデバー奨学金受給者は、最長の学習・研究期間中の学費を比例配分ベースで受給する。学費は学生サービス、アメニティー費を含む。
2.オーストラリアの大学、大学院
以下は、全てではありませんが、オーストラリアの大学ごとに給付される奨学金です。入学のために必要な書類を提出すると、それをもとに奨学金の審査が行われる場合と、奨学金審査用の書類を追加で提出する場合、面接やレポートといった追加審査がある場合があります。申請方法、申請条件はそれぞれの大学で異なるので、必要な人は確認してください。- グリフィス大学
- ボンド大学
- クイーンズランド大学
- クイーンズランド工科大学
- ディーキン大学
- メルボルン大学
- ラ・トローブ大学
- ウーロンゴン大学
- マッコーリー大学
- オーストラリアン・カソリック大学
- カーティン大学
- マードック大学
- タスマニア大学
- シドニー大学
おわりに
どうでしたか。 調べてみると、かなり多くの奨学金があって正直驚きました。近年は留学が一般的になってきたこともあってか、奨学金制度も充実してきています。経済的に留学が困難な人も、ぜひチャレンジしてみてください。オーストラリア留学 関連記事
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