フランス留学！パリ？リヨン？都市はもう決めた？

いざフランスに留学をすることに決めても、どの都市にしようか、学校や滞在スタイルはどうしようか、たくさん不安があると思います。今回はフランス留学を決めた方々に、都市や学校、滞在スタイルについて詳しく書いていきたいと思います。

フランスの地域区分

フランスはさまざまな州に区分されており、それぞれの地方に特有の特徴があります。東西南北、同じフランスでも、全く異なる国のような感覚を味わうことができるのもフランスの魅力です。

イル・ド・フランス地方(パリ、ヴェルサイユなど)

首都のパリがある地域。パリは山手線の内側とほぼ同じ面積で、小さい面積の中に歴史ある街並みが残っているのが特徴。またパリは語学学校が一番多く、世界中からたくさんの留学生が集まります。フランスの中心都市であるパリは物価が高いです。しかし、パリにはルーブル美術館を含め、たくさんの美術館があり、学校によっては美術館での語学学習がある学校もあります。また、イル・ド・フランスはパリから半径100kmに広がる地方のことを指します。その中には世界遺産でもあるヴェルサイユ宮殿をはじめ、多くの城があります。

ロワール地方（トゥール、オルレアンなど）

観光ツアーでよく目にする「ロワール地方の古城めぐり」。まさに数えきれないほどの古城があるのがこの地域。ワインの産地としても有名です。ジャンヌダルクで有名なオルレアンという都市があるのもこの地域です。中心都市のトゥールは学生都市であり、フランス留学に人気な都市です。また、トゥールは国内で一番美しい発音をする都市といわれ、多くの学生が留学場所として選択します。留学生に対する受け入れも整っており、おすすめの都市です。

ブルターニュ地方（レンヌ、ブレストなど）

かつて英国だったこともあり、ほかの地方とは大きく異なります。海に面しており、海老や牡蠣などの海鮮が有名。また郷土料理でもある「ガレット」と呼ばれるクレープも有名です。冬は雨が多く降る地域です。ブリュターニュ地方では語学学校が少なく限られてしまいますが、緑や海に囲まれた環境で学ぶことが出来ます。

ノルマンディー地方（ルーアン、カーンなど）

ブルターニュの隣に位置する地域で、同様に海に面しています。世界遺産であるモンサンミッシェルがあります。名産品としてリンゴ酒のシードルやカマンベールチーズが有名。ジャンヌダルクの最期の地として有名なルーアンという都市があります。ルーアンはパリから一時間で行くことができるのにも関わらず、物価が安く静かな環境のため、学生も多いです。

プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地方（アヴィニョン、マルセイユ、ニース、カンヌなど）

南に位置する地域。かつてローマに支配されていたことか古代ローマの遺跡が多くあります。食文化においては、ラタトゥイユやブイヤベースなどが有名です。またラベンダー畑も絶景です。そして、カンヌ映画祭で有名なカンヌや、ニースなどのリゾート地があります。

フランスの第二の都市であるマルセイユもあるのもこの地域。マルセイユ石鹸や地中海料理が有名です。マルセイユは民間の語学学校が少ないため、大学付属の語学学校に長期留学をする人が多いです。南仏のため、発音に特有のなまりがありますが、暖かく過ごしやすいです。地中海に面しており、パリとは異なった生活をすることが出来ます。

ローヌ・アルプ地方（リヨン、シャンベリー、グルノーブルなど）

フランスの第三の都市であるリヨンがあります。「美食の街」とされていて代表的な観光地です。パリに次いで第二位に留学生が選ぶ都市がリヨンです。物価も安く、治安も良いです。学校によっては「美食の街」ならではの料理の課外プログラムがある学校もあります。

アルザス地方（ストラスブール、コルマールなど）

ドイツとの国境付近に位置する地域。「ハウルの動く城」の舞台となったコルマールなどがあります。かわいらしい街並みが特徴的です。食文化もドイツに近いものがあり、フランスにいながらドイツの雰囲気を味わえます。中心都市であり、ストラスブールはフランスとドイツの歴史を持つため、ほかの都市では受けることのできない歴史の授業などが受けることが出来ます。

上記に紹介した地域以外にもさまざまな地域が存在します。シャンパンの名産地のシャンパーニュ地方やワインで有名なブルゴーニュ地方などなど。気になる地方は見つかりましたか？

語学学校の種類の豊富さでいえば、パリが圧倒的に多いのですが、観光客が多く治安が良いとは言えません。しかし、短期留学を考えている方は、パリのほうが様々なコースがあるためパリに留学するのが無難でしょう。一方で、長期留学の方はパリは物価が高いので、物価が比較的高くない地方都市に留学をする人が多いです。フランスは東西南北で全く異なるので、海や自然、街並み、食べ物など色々な面を見て、自分にピッタリの都市を決めましょう！

語学学校の選び方

都市が決まれば、次に毎日お世話になる学校について決めなければなりません。語学学校は学校により方針がさまざま。何点か注目すべき的を絞って見てみましょう。

可能である受講時間数
レベル分けの数
クラス定員
国籍（日本人の割合）
学校の設備（図書館やWiFiなど）
課外活動（観光や文化を学べる講習など）

このような点に注目して自分に合った学校を見つけてみましょう！

フランスでの滞在スタイル

ホームステイ

フランスの日常的な生活や文化を学びたい人におすすめです。コミュニケーションをとる機会が多くあるため、日常会話も学べます。自分の部屋が用意され、トイレやシャワーは共有、食事は朝と夜がつくというスタイルがほとんどです。現地での知り合いが増えるため、万が一何かあったときに頼りになるので安心です。ただ、気疲れをしてしまうことが多く、ストレスが溜まってしまうこともあります。