1週間だけの短期語学留学は意味ない？費用とメリット（デメリット）

留学で一番多くの方がチャレンジしている、語学留学。

数ヶ月もの滞在をイメージするかもしれませんが、実は多くの国・都市の語学学校で、1週間（8日間）からの留学ができるんです。

海外旅行並みの短期間で、語学は身につく？費用はどのくらいかかるの？という疑問にお応えします！

1週間留学っていくら？各国の留学費用

語学学校によって異なりますが、1週間留学をした場合の、国別の費用目安はこんなかんじ。

国	1週間留学の費用
アメリカ	60万円
カナダ	55万円
オーストラリア	40万円
ニュージーランド	40万円
フィリピン	20万円
イギリス	70万円

（※含まれるもの：学費・滞在費・渡航費・生活費（食費）・お小遣い）

1週間とはいえ、意外と高いなと思った方もいるのではないでしょうか？

こちらは少し余裕をもって出した金額なので、工夫次第でもっと安く留学に行くことも、もちろん可能です。

1週間だけの留学の場合、留学費用の多くを「渡航費」が占めることになります。

たとえばアメリカの場合、学費と滞在費（ホームステイ2食付き）で、20～25万円くらいなのに対して、飛行機代が30万円ほど。

航空券を早割で買ったり、LCCにしたりすることで、留学費用を安くすることができますよ。

1週間の短期語学留学にオススメの国は？行き先選びのポイント

滞在期間が1週間しかないので、目的をもって行き先を検討しないと、何の学びや効果も得られず帰国することになってしまいます。

まずは1週間だけでも留学をする意味や目的、現地で何がしたいのか、ということを考えてみましょう。

英語初心者！少しでも語学力を伸ばしたい人

「今は英語レベルが低いけど、もっと上達したい！」という人が1週間だけ留学するなら、フィリピンがおすすめです。

フィリピンの語学学校は、講師と生徒が1対1のマンツーマン授業が主流なので、自分のペースで英語がしっかり学べますよ。

グループレッスンで積極的になれない、そもそも語彙力が無くて発言できない、など英語力が低い人でも学びやすいでしょう。

日本からの距離が近いので、現地滞在時間が多めに取れるのも魅力的です。

旅行以上・本気の留学未満？遊びも満喫したい人

「留学をしてみたいけど、現地での観光も楽しみたい」
「海外旅行では体験できないことをやりたい」

という人には、ハワイやフィリピン（セブ島）などのリゾート地が人気です。

語学学校の授業は午前中だけのコースを選べば、午後は現地観光を楽しめますよ。

また熱中している趣味がある人は、留学先で本場のレッスンを受けるのもおすすめ！

ハワイでフラダンスやヨガを習ったり、フランスでフランス料理教室に通ったり、お稽古留学・趣味留学も可能です。ダンス留学やゴルフ留学なんかもありますよ。

とにかく、生きた英語の中で生活してみたい人

「自分の英語がどれだけ通じるのか試したい！」
「ネイティブな英語に耳を慣らしたい」
「長期留学を検討中」

といった人には、アメリカやカナダなどの、定番人気国がおすすめです。

さらにアメリカなら、ニューヨークやロサンゼルスなどの都会に留学すれば当然人が多いので、英語を聞く、現地の人のコミュニケーションを見る、といった勉強もできます。

さすがに1週間だけでは英語を習得できませんが、日本語を使わずにサバイブできれば、自信になりますよ。

ちなみにオーストラリアやニュージーランドも人気の留学先ですが、やや訛りやクセがあるので、なるべくきれいな英語を学びたい人には北米がいいでしょう。

短くても行く価値あり！1週間留学のメリット4つ

「1週間の留学なんて、意味が無いんじゃない？」と、思う人も多いでしょう。

でも1週間だけでも語学学校に通い、現地の人と生活を共にすることによるメリットがあるんです！

1．忙しい社会人も、旅行感覚で気軽に行ける

高校生や大学生はもちろん、社会人もチャレンジしやすいのが、1週間のプチ留学。

1週間だけなら休職せずに、有給休暇と土日休みを組み合わせて留学が可能！感覚的には海外旅行とほとんど変わりません。

ホテルではなく、学生寮やホームステイといった滞在方法にすれば、旅行とは異なる経験ができます。授業料を入れても、旅行と変わらないくらいの費用で滞在ができますよ。

2．英語に囲まれた生活を体験できる

英語が飛び交う環境に強制的に身を置くことになるので、1週間だけでも海外でのリアルな生活が体験できます。

海外生活に憧れがある人や、長期留学を検討している人は、実際に自分が海外で暮らすときのイメージが湧くので、実りある1週間を過ごせるでしょう。

状況的には旅行でも同じといえますが、観光地だと日本語が通じたり、単語だけで相手が理解してくれたりするので、あまり勉強にはなりません。

「英語を学ぶ」「現地で暮らす」という意識を持っているかどうかで、得られるものが変わりますよ。

3．自分の苦手分野が認識できる

1週間だけの語学留学でも「リスニングが絶望的だ…」「語彙力が無さすぎて、思ったことが英語で出てこない…」など、自分の課題が必ず見つかります。

語学学校の授業はもちろんですが、街中で飛び交う生の英語が全く理解できずに落ち込むことも多いでしょう。

こんなときに自分の英語レベルに低さにショックを受けて、勉強をあきらめてしまうのはもったいないですよ。

1週間留学を無駄にしないために、帰国後は見つけた課題に取り組みましょう！

4．外国人の友達ができる

留学先での友達作りが、一番大きなメリットになるかもしれません。

自分から積極的に話しかければ、たった1週間でも友達を作ることは可能ですよ。

SNSやメッセージアプリで連絡先を交換して、留学後も繋がれるようにしておきましょう。

帰国後は定期的にメッセージを送り合ったり、ビデオ通話したりできれば、お互いに英語の勉強になりますよ。

1週間留学は意味無し？デメリット3つ

あまりにも短い1週間留学。滞在期間が少ないが故のデメリットがあります。

1．英語力UP効果は、ほとんど無い

1週間だけの語学留学で一番の疑問が、語学力が上がるのかどうか。

もちろん自分の実力次第ですが、正直なところ、1週間留学で語学力が向上することはほとんど無いでしょう。

とはいえ、行く意味がないわけではありません。1週間の短期間だからこその目標を決めて、集中して学ぶことが大切です。

• 日本語は絶対話さないで生活する！
• 英語に耳を慣らす！
• 下手でもいいから、積極的に英会話をする！
• 外国人の友達を作って、留学後も繋がる！

など、1週間で実現可能な目標を立てて、意識して生活してみましょう。英語を話すことへの恥ずかしさや抵抗感などが軽減されて、自信をつける事ができますよ。

2．自由時間は、実はあんまりない

1週間の短期間でも語学力を上げたい方に人気なのは、「インテンシブコース」と呼ばれるような、レッスン時間が比較的多いコース。

朝から夕方までみっちり授業が入りますので、平日昼間の自由時間はほとんど確保できませんし、寮やホームステイ先によっては門限があり、夜遅くまで遊べません。

しかも次の週末には、もう帰国です。観光などは難しいでしょう。

語学学習だけじゃなく、現地の観光スポットを色々回りたいという場合は、午前中だけレッスンのあるコースがおすすめですよ。

3．コストパフォーマンスは悪い

1週間滞在の場合、留学費用の多くを渡航費（飛行機代）が占めることになります。

同じ渡航費を支払うなら、留学期間が長い方が語学力も上がりますし、全体的な満足度は高いでしょう。

また滞在日数が少なすぎて、ほんとうにあっという間に留学が終わってしまいます。

ほとんど英語力は伸びず、観光時間も取れず、「何のために留学したんだろう？」と、コスパの悪さに後悔する可能性もあります。

お金を無駄にしないために、1週間という短い滞在期間で何ができるのか？ということを考えてから、留学に臨みましょう。

留学経験者の体験ブログ＆コラム

留学ボイスにはたくさんの体験ブログが投稿されています。

その中でも、現地での1週間の過ごし方についても留学体験談をご紹介！ぜひ参考にしてくださいね。

まとめ

1週間の語学留学は、あっという間。

だからこそ、自分が留学する目的や目標などをしっかり持って、準備を進めることが大切です。

留学先の都市や語学学校、コースも色々なので、しっかり比較して自分に合った留学先を見つけましょう。