モダンアートから美術品修復まで!アート・デザイン留学inイギリス
アート留学=イギリスと言ってもいいくらい、イギリスはアートの教育が非常にさかんな国です。
日本には珍しいアートの学部とコースが揃っているのはもちろん、無料で入れる美術館も充実していているので、アート留学するならぜひイギリスをオススメします!
今回はイギリスアート留学で学べる分野、人気のスクールなどをまとめました。
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アート・デザイン留学のプログラムと費用
イギリスにあるアート系の学校は、大きく分けて4つのコースを提供しています。① Foundation Course 基礎コース
主にカレッジ(College)で提供されていて、半年~2年程度で修了することができます。専門に特化したクラスや、芸術大学に入学するためのデッサン基礎やポートフォリオを制作するためのコースがあり、学費は1年間で約10,000ポンド。 ※ファウンデーションコースについては、こちらも参考に。 高校卒業後、海外の大学進学を目指すなら知っておきたいファウンデーションコースとは?② Undergraduate Course 学部コース
大学で提供されている3年間のコースです。終了すると学士(BA)の称号を取得できます。スタジオ制作、プレゼンテーション、美術館への展示物制作、エッセイなどが評価されます。学費は1年間で約20,000ポンド。③ Postgraduate Course 大学院コース
大学で学士号を取得すると、続けて大学院で修士(MA)・博士課程(Ph.D.)にチャレンジすることができます。期間は1年~4年とコースによって異なりますが、学費は1年間で約24,000ポンド。④ Short Course 短期プログラム
夏休みに開講される短期のコース。2~3日間の超短期のものから、1~2ヶ月の集中コースまで期間は様々。 難しい入試などもないので海外留学生や社会人の参加者が多いです。学費は約200~1,000ポンド。イギリスでできるアート・デザイン留学の種類
ファインアート:デッサン、油絵、彫刻、グラフィックアート、版画、水彩画 デザイン:ファッション、グラフィックデザイン、タイポグラフィー、広告デザイン、陶芸、建築ドローイング その他:映画、写真、アニメーション、コンピュータ・グラフィック、建築、メディアデザイン、パッケージデザイン、修復、テキスタイル 修復が学べるのは世界的な美術館・博物館が多いイギリスならでは。 クリスマスの時期になると大きな通りは美しいデコレーションやアートで埋め尽くされますが、多くは若手のアーティストが手掛けています。芸術大学を卒業したらこうした場でも活躍できるかもしれません。アート・デザイン留学で人気の学校
University Arts of London(UAL), Central St. Martin school(ロンドン芸術大学セントラルセントマーチン校)
UAL(ロンドン芸術大学)は世界的に有名な芸術大学で、ロンドン市内にある6つのカレッジから構成されています。中でもセントラルセントマーチン校は、ファッション、グラフィックデザイン、ファインアートの分野で有名です。2011年に新しいキャンパスが設立され、1週間のショートコースが充実しています。 http://www.arts.ac.uk/csm/Goldsmith College, University of London(ロンドン大学ゴールドスミス校)
イギリスのモダンアート界の中でも有名なダミアン・ハーストを卒業生に持つ学校です。人文学、教育学、政治学、音楽など様々な学部がありますが、中でもデザイン学部と芸術学部は有名で、アートが社会問題にどう関わっているかという根本的なアプローチを取り入れています。 https://www.gold.ac.uk/Glasgow School of Art(グラスゴー芸術大学)
スコットランドにある美術学校。19世紀後半の「アーツ・アンド・クラフツ運動」で活躍したチャールズ・レニー・マッキントッシュは、本校の卒業生であり校舎の設計もしています。ガラス工芸や木工芸術の学部があり、生活に密接したアートの追求をしているのが特徴。またグラスゴーには有名な建築物やストリートアートも多いので、授業の外でもアートに触れることができるのも魅力です。 http://www.gsa.ac.uk/study/open-studio/City and Guilds London art School(シティ・アンド・ギルド美術学校)
公式資格の発行機関であるシティ・アンド・ギルドが運営する美術学校で、ロンドン南部のケニントンに校舎があります。ファインアートとデザインのファウンデーションコースが充実しており、珍しい修復学科や石工学科、美術史学科などもあります。 http://www.cityandguildsartschool.ac.uk/イギリスでアート・デザイン留学するには?
イギリスの芸術学校に入学するには、ポートフォリオ(制作物)を作成して提出しなければなりません。 ポートフォリオは、その最終的な完成品よりも、完成に至る「過程」が非常に重視されます。つまりアートに対する美的センスや完成品の美しさより、論理的思考力やコミュニケーション能力が必要だということです。どの分野のコースに入学するにも、なぜそれを学びたいのか、また自分が表現したいことへのアプローチ方法を深く聞かれます。 英語力に関しては、基本的にIELTSのスコアが6.0以上あればどの大学にも出願することができます。サマーコースなど短期のプログラムでは英語力の証明が必要ない場合もあります。 スコアが足りている場合でも、大学院などのプログラムによってはより高度なコミュニケーション能力が必要になってきます。不安な場合は一度語学留学などで実力をつけてからアート留学にチャレンジしたり、芸術学校に通いながら現地の語学学校に通ったりという方法もあります!大学・大学院留学 関連記事
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