韓国で語学留学!民間の語学学校と大学付属の語学学校の違いは?
私は1年くらい独学で韓国語を勉強していたのですが、自分の中でもう少し韓国語を使う環境で集中して学びたいなと思い、韓国留学を決意しました。「韓国留学しよう!」と決意した時に、まず語学学校はどこにすれば良いのかとても迷ってしまい、ネットで情報収集を一生懸命にした記憶があります。
どこの語学学校に行くかによって住む場所も変わってきます。特にソウル内で語学学校を探すとなると選択肢が多くて大変です。私のように語学学校の選択に迷う方は多いのではないでしょうか?
韓国留学は一般的に民間の語学学校と大学付属の語学堂の2つの留学方法があり、自分のライフスタイルに合わせて選択ができます。私は民間の語学学校と大学附属の語学堂両方の通学経験があり、実際に通学してみて「結構違いがあるな〜」と感じました。
今回は、私自身の経験をもとに民間の語学学校と大学附属の語学堂それぞれの様子と違いを比較していきたいと思います。
民間の語学学校と大学附属の語学学校の基本的な違い
まずは、民間の語学学校と大学附属の語学学校の基本的な違いを見ていきましょう!
[民間の語学学校カナタ韓国語学院]
- 正規クラス週4日(月火木金)
- 午前10時~午後1時
- 1ヶ月48時間
- 430,000won/月
- 1クラス生徒5人程度
- 1ヶ月からの申請が可能
- 習う文法、単語が少ない
[大学附属の語学堂弘益語学堂]
- 週5日(月~金)
- 午前9時~午後1時
- 1学期(10週)200時間
- 1,650,000won/1学期(10週)
- 入学金100,000won(最初のみ)
- 1クラス生徒12人~15人程度
- 1学期(10週)からの申請が可能
- 習う文法、単語が多い
私はカナタ韓国語学院に3ヶ月(3~4級)、弘益語学堂に6ヶ月(5級~6級)通いました。
どちらを選んでも韓国語能力を上げるにはとても良い選択だと思います。しかし、自分がどこを目指すかやどんな方法で学んで行きたいかによって適する語学学校が別れてきます。
それでは細かく違いを見ていきましょう!
学習時間の違い
学習時間の違いは結構差がついてくると思います。
1日の学習時間は1時間しか変をわらないですが、3ヶ月の間で計算すると民間の語学学校は144時間、大学附属の語学学校は200時間です。
宿題はどちらもありますが任意です。そのために宿題をするか、しないかによってもその人の学習時間は変わってきます。
学習内容の違い
基本的に大事とされる文法や単語はどちらでも学べます。
しかし、民間の語学学校は日常会話で最低限必要な文法を学んでいきます。逆に言えば、民間の語学学校で習う文法と単語をしっかり学ぶと日常会話はある程度可能です。
大学附属の語学堂はプラスTOPIK等で必要な知識も学んでいきます。そのために、文章の読解力は大学附属の語学堂が圧倒的に伸びます。
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クラスメイト・雰囲気の違い
民間の語学学校は仕事をしながら通学している人や韓国でアルバイトをしながら通学している人、主婦など勉強が第一優先では無い人も中にはいます。
気楽に楽しみながら自分のペースで勉強したいという人は民間の語学学校がおすすめです。
逆に勉強を第一優先で考えている人は大学附属の語学堂が良いでしょう!
クラスメイトや雰囲気の違いによって勉強に対する意欲や勉強を怠ることなく継続するモチベージョンも変わってきます。
授業の雰囲気の違い
授業の雰囲気も大きく変わってきます。
民間の語学学校は1日で習う単語・文法の量が多くはないのでゆっくりと進める感じです。時間に余裕があり、人数も少ないので先生が生徒一人一人に発言の機会を与えてくれます。
大学附属の語学堂は学習内容が多いのでゆっくりな雰囲気ではないです。しっかり集中していないとどこを説明しているかわからなくなってしまう事もあります。
スピーキングできる環境の違い
上記、授業の雰囲気の違いのように民間の語学学校はゆっくりと進めていく感じなので内容に関連した質問を先生が一人一人に回してくれます。自分自身の考えや経験を言葉にすることはスピーキング力を上げるのにとても大事なことです。文法や単語の知識ではなく日常会話を優先したいときは民間の語学学校が良いでしょう。
大学附属の語学堂は生徒人数も多く、時間にも余裕があまりないので問題の回答以外で自分の考えや経験を話す機会はかなり減ってきます。その結果会話力は民間の語学堂の方が平均レベルが高かったように思います。
先生の違い
学校によるというよりは先生その人のスタイルによって変わってくると思います。
しかし、大学附属の語学堂は決まった時間の中で多い内容を学習しなければいけないので、先生たちもある程度決まった流れで進めていくことが多いです。
テストの違い
テストはどちらも進級がかかっているので大事です。
しかし、民間の語学学校はテスト問題の出題量が少なく比較的簡単な内容です。学んだことを理解していれば平均95点以上は取れるような内容です。
一方大学附属の語学学校は問題数が多くなります。習った文法や単語はもちろん5級6級ではTOPIK形式の読解テストがあり、学んだこと以外もテストで点数化されます。大学附属の語学堂の方がテスト前の緊張感が高かったです。
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まとめ
民間の語学学校と大学附属の語学堂を比較しながら語学学校の様子を説明しましたが、いかがだったでしょうか?
語学堂によっても何に力をいれているか、どのような流れで授業を進めていくか違ってくると思います。
今回は私の経験をもとに大きく分かれる民間の語学学校と大学附属の語学堂、2種類の語学学校の様子と違いを説明しました。
語学留学は自分次第と言われますが環境でも大きく変わってきます。
この記事を参考にしていただき、語学学校の選択や各語学学校で不足しがちな部分の理解に役に立てば良いと思います。