【体験談あり!】実際、韓国の語学堂ってどんな感じ?

【体験談あり!】実際、韓国の語学堂ってどんな感じ?

あにょはせよ!
韓国に語学留学経験のあるイリンです。

韓国留学に興味がある方や、これから留学に行こうと思っている方は、「韓国の語学学校って実際どんなところなんだろう?」と疑問に思っている方も多いと思います。
韓国は変化も早いので、不安にもなりますよね…。

そこで今回は、私が通っていた、ソウルにあるホンデの語学堂をベースに、語学堂(韓国の語学学校)について、詳しくお伝えしていきたいと思います!

そもそも語学堂って?

「語学堂」とは、その名の通り、韓国語を学習できる学校の事です。

語学堂は韓国の有名大学に付属しており、18歳以上の外国人(母国語が韓国語でない人)を対象としています。

基本的に語学堂では、韓国語を1~6級まで学ぶことができ、ハングルの書き方や読み方の基礎から、ビジネスレベルの韓国語まで学ぶことができます。

ほとんどの学校が、1級につき1学期(約3か月)使用します。
学生は1学期ごとの授業登録が可能なので、自身の都合に合わせて、短期でも長期でも留学が可能です。
ちなみに、1年間とキリがいい4級まで学んで、帰国する学生が比較的多い印象です。

また、費用は学校ごとに異なりますが、1学期150万ウォン~200万ウォン(15万円~20万円)程度です。
入学金は5万ウォン~8万ウォン(5千円~8千円)程度と、比較的お手頃価格です。

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語学堂って学校ごとに差はある?

韓国への語学留学を考えているみなさんが一番気になるのは、「語学堂は学校ごとに差があるのか?」ということではないでしょうか?

一言で語学堂といっても、検索したら色々な学校が出てくるし、何が違うの?どこでも一緒なの?と疑問に思いますよね。

結論から言うと…【学校ごとに差はあります!】

例えば、多くの学校が、中間テストと期末テストの2回のテストを実施する中、ホンデの語学堂は、2週間に1回、計4回テストがあります。
テストが多いのは大変ですが、1回1回の範囲は狭くなるので、丁寧に学習することができますよ。

また、成均館大学の語学堂では、社会人やあまり時間が多く取れない人のために、2か月で1学期学ぶこともできます。

同じ級であれば、学ぶ内容に関して、学校ごとの大きな差はありませんが、力を入れている部分や、カリキュラムの差はあるので、自身の目的に合わせて、学校を選ぶことをオススメします!

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語学堂のクラスについて

語学堂のクラスは、1クラスだいたい10~15人程度です。
3~4級で卒業する生徒が多いので、5~6級はかなり人数が減り、1クラス5人程度になることが多いです。

国籍は基本的にバラバラですが、地域によって日本人の比率が高かったり、西洋系の人が多かったり、学校ごとに少しずつ系統が異なります。

私の通っていたホンデでは、中国人の比率が一番高く、その次に日本人が多かったです。
1クラスを10人とすると中国人5人、日本人3人、その他2人くらいの割合でした。

中国人は、ホンデに正規入学するために語学堂に来ている学生が多く、日本人は立地の良さや学費の安さが魅力で、ホンデを選んでいる人が多い印象でした。

正規入学を目指している学生が多いせいか、年齢層は20歳前後の若い方が多かったです。

授業について

学校により学習内容や、時間割が異なりますが、ほとんどの学校が1日4時間程度学習します。
午前中に授業が終わる学校が多いので、午後は丸々自由時間です。

ただし、どこの語学堂も宿題がかなり多くでます…!
宿題の提出が、成績に関わる学校もあるようなので、注意が必要です。

また、授業中の言語は、オール韓国語!
先生も教科書もすべて韓国語なので、慣れないうちは大変かもしれませんが、先生たちが、やさしく、わかりやすい韓国語で教えてくれるので、韓国語が全くできなくても意外と理解できますよ。

ホンデは、1コマ50分の授業で、1~2時間目が筆記、3~4時間目がリスニングとリーディングでした。
かなりバランスのいい授業配分だったので、筆記・リスニング・リーディング、どれも偏りなく力をつけることができました。

学校によっては、作文に力を入れていて、作文の時間が長かったり、会話に力を入れていて、みんなの前で発表を何度も行ったり、という事もあるようです。

留学前に、自身の韓国語の何を伸ばしたいのか、明確にしておくといいかもしれませんね。

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テストについて

ほとんどの語学堂は中間テストと期末テストの計2回のテストを行います。

実はこのテストが意外と厳しいです…!
ほとんどの学校が、平均80点以上獲得していないと、次の級に上がることができません…!

毎日の授業をきちんと聞いていれば、決して難しい点数ではありませんが、級が上がれば上がるほど、簡単ではありません…
私もテスト前は友人たちとカフェで徹夜して勉強しました…

テストの内容も学校により異なりますが、ホンデは1回のテストを、筆記・リスニング・会話の3項目に分け、3日かけて実施しました。

3日間ずっとテスト、しかも80点以上とらなければならない、というプレッシャーは結構大きく、肉体的にも精神的にもかなりつかれる3日間でした…

ただ、それだけ勉強した分、良い点数が取れると達成感も大きく、韓国語がわかるようになった…!という自信にもつながりましたよ!

行事について

どの語学堂も1学期に1回、いわゆる"社会見学"のような行事があります。
何をするかは学校ごとに異なりますが、ロッテワールドやエバーランドへ行くのが定番です!
他には、キムチづくりや韓国舞台観劇などなど、韓国らしいイベントを楽しめます。

また、ホンデには1年に1回、語学堂の文化発表会のようなものがありました。
個人や有志で集まって、さまざまな出し物をするイベントです。
具体的には、ショートムービーを撮影して上映したり、歌を歌ったり、KPOPダンスをしたり、という語学堂生のためのイベントです。

優秀作品にはなんと10万円の賞金もあり、学生たちはかなり力を入れて、準備していました!
私は出し物はせず、見る専門でしたが、学校らしいイベントを体験できてとっても楽しかったです!

韓国人との交流ってある?

韓国人との交流は、実はほとんどありません。
学内ですれ違うことはあっても、深く交流することは、まずないです。

語学堂によっては、「トウミ」という、大学の韓国人学生と1:1のペアになり、韓国人に韓国語の学習や、韓国生活の手助けをしてもらう制度があります。

韓国人学生は大学の単位取得の1つとして、語学堂生は実際に韓国人と交流して、韓国語の学習や交流を広めるために、この制度があります。

ただ、このトウミのペアは選ぶことができず、ランダムなので、相性が合わなかったり、問題が起きることもしばしば…

また、お互い忙しい中で、1週間に1回は必ず会う必要があり、トウミ終了時には、レポートも作成しなければならないので、利用しない学生や、1回で満足する学生もかなり多いです。

トウミ以外には、サークルに所属することも可能ですが、韓国語がある程度可能でないと、活動は大変かもしれません。

語学力は上がった?

私は最初ハングルが読める程度で留学しましたが、1年後には、日常会話~ビジネス会話レベルの韓国語を身に着けることができました。
いまとなっては、韓国ドラマやバラエティを字幕なしで見れるようにもなり、かなり達成感を感じています!

語学堂に通っているうちに、「あぁ、この看板はこういう意味だったんだ!」「あの人はこうやって言ってたんだ…!」と、わかることがどんどん増えて、自分でも自分の韓国語能力が上がっていることに、気づく瞬間がどんどん増えました。

勉強しているときは必死なのでなかなか気づきませんが、級が上がるごとに、わかる言葉や単語が増え、視界が広くなっていくあの独特な感覚は、今でも忘れません…!

語学堂のテストや宿題は、正直大変なこともありますが、その分確実に語学力が身につくので、やりがいがありました!

さいごに

ここまで韓国の語学学校についてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?

語学堂はあくまで韓国語を勉強する場所ですが、普段は会えない国の人と仲良くなれたり、
日本人と情報交換ができたり、語学力以外にも手に入るものがたくさんありました。

機会があるならもう一度通いたいほど、私にとって語学堂はとっても価値のある、楽しい時間でした。

お金もかかるし、簡単に行けるものではないですが、ぜひ多くの方に語学堂の魅力を体感して欲しいと思います。

この記事が少しでも、留学に悩むみなさんのお役に立てたら幸いです。

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