正規留学ならチャンスかも!アメリカ大学留学奨学金のすすめ(後編)

前編では、Financial AidとScholarshipの基本について述べました。後編ではわたしの経験からFinancial AidとScholarshipの利用で、実際にどれだけ留学費用を抑えることができたのか、また学校以外からのFinancial Assistanceの可能性について書いていきます! アメリカ大学留学の奨学金

Financial AidとScholarshipでどれだけ費用を節約できる?

さて、もしも全額奨学生になった場合にカバーされる費用はどこからどこまでなのでしょうか。わたしは実はアメリカの大学には全額奨学金を与えられています。奨学金のタイプや学校にもよりますが、わたしの奨学金の内容はScholarshipとFinancial AidとWork-Studyを合わせて、留学に必要なほぼすべての費用をカバーしています。授業料、寮費、食費、渡航費(日本からボストンまで)、保険料、ビザ申請の為のSEVIS費用などが学校が負担してくれているので、わたしが実際に払ったのは入学・入寮・オリエンテーションのdeposit(つまり、いずれ払い戻される)のみです。そのため、日本の大学に入学するよりもずっと経済的に留学することが可能です。 留学はお金がかかると思いがちですが、上手くいけば殆ど費用をかけずに留学することもできます。もちろんThanksgivingなどの休暇中に旅行したりする場合などは自費になるのである程度のお金は必要になりますが、一番負担の大きい学費の心配をしないで済むようになりました。その代り、全額奨学生である以上は学業や課外活動にも積極的に参加し、一定以上の実績を保つ必要があります。 進学先の大学と自分のにニーズがそれぞれマッチしていることも奨学金を得る上では重要なため、わたしの場合、自分にあった大学を見つけられたことが奨学金に繋がったと思っています。高校の先生からも良い推薦状を書いていただけたのでそれも大きかったはずだと思います。 もしも与えられた奨学金に満足できなかった場合には、学校に再検討を依頼することもできます。奨学金の再検討を依頼する際にもしも他の大学からのオファーが既に来ていて、より充実した奨学金のオファーももらっているのなら、その大学の名前とオファーされている奨学金の額を再検討を依頼する学校側に伝えて、奨学金UPを狙うこともできます。但し、必ずしもいつもそれが上手く行くとは限らないのでダメもとでやってみる程度にしましょう。 アメリカ大学留学

学校以外からの奨学金

ここでは学校から給付される奨学金について書いてきましたが、日本にある団体から奨学金を受けて留学することも勿論可能です。海外留学支援サイトでは海外留学のための奨学金の情報を調べることができます。 4年間の留学費用が全て免除されるという奨学金は非常に少ないですが、奨学金によっては他の奨学金と組み合わせて利用することができるので、学校からのFinancial Aid・Scholarshipプラスその他の機関からの奨学金を利用することもおすすめです。

学生ローンはあり?

留学費用を得るために学生ローンを利用するという選択肢ももちろんあると思いますが、ローンということはつまり返済義務があるということ。できるだけ返済義務のない給付型のFinancial AidやScholarshipを利用するようにした方が心理的にも経済的にも負担が少なくて済みます。まずは給付型の奨学金からあたってみて、どうしても難しい場合に利用するようにしましょう。 ローンを利用することによって発生する未来の返済義務の負担についても前もって考えた上で、そのリスクを負うのに妥当な留学・進学であるかを吟味しましょう。アメリカには大学を卒業した後も大学に行くために利用した学生ローンを返済することができずにいる若者が大勢います。留学は必ずしもハイリスクハイリターンではありません。 アメリカ大学留学の費用

お金持ちは自分で払おう

Financial Aidは本当に払うことが不可能だけど、どうしてもその学校で学びたいという人のためのものです。お金に余裕がある家庭であれば、できるだけ費用を負担するようにしましょう。そうすることで、経済的な理由で進学を諦めなくてはならない人を減らしていくことができるのです。

将来お金持ちになったら

そもそもの話ですが、奨学金ってどうして与えられるのでしょうか。もちろんFinancial Aidのように経済的理由で進学を断念しなければならない学生が出ないように、という理由が明確に明かされているものもありますが、その背景にあるのはなんでしょう。 奨学金を与えてくれる人々は奨学金を得て勉強する人達が将来活躍し社会貢献をしてくれると信じているから、奨学金事業を行っています。必ずしも将来あなたも誰かに奨学金を与えられるようになりなさいよ!というわけではなく、(もちろん奨学金が与えたり、奨学金事業に貢献できるようになったらそれはとても理想的ですが)人の役に立つ人間になるというだけでも十分な社会貢献です。 奨学金をもらったら、ただで進学できる!ラッキー!で終わらせずに、将来社会に貢献することができるように精進してきましょう!わたしは奨学金で頂く金額はそのまま社会の人々がわたしの教育にそれだけの額をかける価値があると認めてくれたということだと考えています。だから、もらったままそれで終わりっていうわけにはいきませんよね。Pay it forward(恩送り)の精神を忘れずに奨学金のありがたみを感じましょう。

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