イタリアの大学・大学院進学!日本と全然違う!?学費は!?
こんにちは!特派員のはらしょーです!
日本は一般的に、入学試験が難しくて、卒業が簡単だと言われています。
実はイタリアの大学の制度は全く違くのです。
今回はイタリアの大学・大学院の進学について紹介します!
イタリアの大学・大学院の種類
3年間の基礎課程(学士レベル)
Corso di Laureaと呼ばれるこの3年間の基礎課程は、日本で言うと大学の学士課程に当たります。
日本では学士の学位をとるのに4年間かかりますが、イタリアでは3年間の課程です。
しかし、実情として三年間で卒業できる生徒はごく少数であり、30歳で卒業ということも珍しくありません。
というのも、イタリアの大学は入学は簡単にできますが、卒業が非常に難しい事で有名です。
イタリアの大学生の多くは在学中に就職先を探し、見つかったら大学を中退するケースも多いようです。
また就職活動も、日本のように企業が一斉に始めるのではなく、随時募集をかけるため、希望の会社の求人が見つかったらすぐにアプライをするような形での就活なようです。
大学や学部によっては、英語で授業を受講できるようで、イタリア語に自信がない留学生にも敷居が低い学部もあるようです。
2年間の専攻課程(修士レベル)
Corso di Laurea Magistrale non a ciclo unicoと呼ばれる専攻課程で、修士課程に当たります。
基本的に専攻分野の基礎知識を学部で学んだ前提の内容で、学部は基本的に学士課程で学んだものである必要があるようです。
この過程も同様に、卒業する事が非常に難しいとされています。
こちらの過程は、日本の修士同様で最速2年間で修了とされています。
基礎・専攻課程の一貫課程(学士+修士レベル)
Corso di Laurea Magistrale a ciclo unicoと呼ばれるコースで、学士から修士課程まで一貫して履修します。
期間は5~6年とされていますが、6年で卒業できる人はごく少数です。
医学、歯科学、獣医学、薬学、建築などの専門分野が主にこのコースに該当します。
全ての課程を修了してはじめて学位が授与されます。
そのため、学士レベルだけをこの過程で取ることはできません。
イタリア大学・大学院進学に必要な条件
大学・大学院の進学条件は、各大学より異なります。
今回、一般的な進学条件を例に挙げてご紹介します。
3年間の基礎課程入学の条件
この課程は日本で言う学士レベルに当たるため、高校卒業の資格を有する必要があります。
また学校により、入学試験を設けている学校があるため、その学校規定に即した入学試験を受ける必要があります。
学校によっては、留学生に対して授業を受けるだけのイタリア語能力があるかどうかを測る、インタビューを行う所もあるようです。
2年間の専攻課程入学の条件
この課程は日本の修士レベルに当たるため、大学卒業の資格が必要となります。
こちらの課程も9月初旬の入学試験を設けている学校があります。
また学校によっては、事前選考を行う場合もあるようです。
基礎・専攻課程の一貫課程入学の条件
この課程は、最終的に修士を取るコースとなっていますが、学士レベルでの入学となるため、
高校卒業の資格があれば、受験をする事が出来ます。
また学校によっては、イタリアの大学省がの指定期間内にオンラインで事前登録をしなくてはならない場合があります。
以上、すべての課程は学校により異なる場合があるので、よく確認をしてください。
イタリア大学・大学院の費用
学費
現在イタリアには、約90の大学があり、ほとんど国公立となっています。
イタリアの教育理念に元づいて、平等に教育の機会が得られるように学費は非常に安く設定されています。
一般的には年間で約15万円~20万円前後とされています。
大学や専攻により異なりますが、修士レベルは学士レベルよりも高めに設定されています。
また修士レベルでは専攻により大きく学費が異なるため、自分の行きたい学部の費用について、資料請求する事をお勧めします。
生活費
勿論都市により異なりますが、物価は東京と同じくらいと言われています。
一般的に生活費は月に10万円前後と言われています。
その他費用
上記の他に、以下の費用も掛かってきます。
- 航空券:約12万円前後(時期により異なります)
- 保険料:約10万円前後
- ビザの申請、入学手続きの費用:約5万円前後
以上の費用を考え、一般的に総額で約170万円/年と言われています。
イタリア留学の魅力
学費
イタリアではほとんどの大学が国公立で、学費が安いというのが大きなメリットです。
留学でネックになってくるのは、費用面という場合が多いので、学費を抑えられるのは非常に魅力的です。
また、教育の水準も非常に高いため、質の良い教育を受けることが出来ます。
音楽院
オペラ発祥の国でもあるイギリスには、50以上の国立の音楽院があります。
日本ではまだまだ少ない音楽院ですので、音楽を学びたい!という人にとっては、非常に魅力的な環境なのがイタリアです。
語学面
国際化が進み、様々な国から留学生を受け入れているイタリア。
その影響もあり、イタリアではいくつかの学校で、英語で授業を展開しています。
イタリアに留学する事で、英語とイタリア語を同時に学べるのも魅力の一つです。
文化
イタリアには芸術・食・建築など、魅力的な文化がたくさんあります。
日本の文化とは全く違ったイタリアの文化は、日本人にとってとても新鮮なものだと思います。
オペラやダ・ヴィンチなどを代表する芸術文化、コロッセオやピサの斜塔などの建築や、ピザ、パスタなどの食文化。
どれをとっても魅力的なものばかりです。
自分の視野を広げたいから留学したい!という人にも候補としてオススメしたいのがイタリアです。
イタリア大学・大学院進学に必要なビザ
大学・大学院に進学する場合、就学ビザが必要となります。
またこのビザの申請には、大学の入学許可証が必要となるため、先に入学先を決めなくてはなりません。
必要書類やその他詳しい情報は、資料請求にてお問い合わせください!
まとめ
今回はイタリアの大学・大学院進学についてまとめました!
今までいくつかの国の大学の制度について、紹介してきましたが、
それに比べても、イタリアの大学は制度が特徴的です。
自分に合った進学先を見つけるためにも、色々な国の大学の制度について調べてみましょう!
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