【留学初心者必見!】飛行機のチケットってどう買うの?

shutterstock_145707539 こんにちは。もうすぐ春休みですね。 この春から留学しようと考えている人も多いのではないでしょうか。僕は去年の今頃はオーストラリアの留学準備やら何やらで忙しくしていました。 皆さんは留学先は決めましたか?留学先が決まったら次に考えることがあります。 それは飛行機のチケットを取ることです。初めて航空チケットを自分で買うという人もいると思います。航空チケットって電車のチケットと違って何だかややこしいイメージがあります。 今回はそんな人に向けて、航空チケットの購入方法について順を追って説明しようと思います。

往復か片道か

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往復チケット

短期での留学では、基本的に帰国日が決まっているので、往復チケットを購入するひとが多いようです。そもそも滞在期間が短い場合は、片道航空券を発行してもらえないようです。 往復チケットには以下の3種類があります。  

FIX

出発前に経路や帰国日の日にちを指定してから購入するチケットです。このチケットは、基本的に帰国日を変更することができません。やや不便ですが、後に説明するオープンチケットよりも安く購入することができます。帰国日が決まっている短期留学の場合は、このチケットがおすすめです。

オープン

オープンチケットはFIXとは違い、有効期限内なら現地で帰国日を選ぶことができます。変更が可能になるぶんFIXよりは値段が高くなります。出発の際に帰国日が決まっていない長期留学ではこのチケットがおすすめです。

FIX+オープン

FIXチケットとオープンチケットを組み合わせたもので、オープンチケットのように有効期限内で日にちを変更することは出来るのですが、回数制限があります。  

片道チケット

長期留学の場合は、帰国日が早まったり遅れたりして変更を迫られることが多いので、あえて往復チケットを買わず片道チケットのみ購入するという手段もあります。以前は往復チケットの方が片道チケットのみ購入するより安いという事があったため、往復チケットを買って復路のチケットを破棄するということも行われていたようですが、現在は片道チケットのほうが安くなっているようです。 ただし片道チケットは基本的に「確実に出国すると分かっている人」を対象として販売されています。入国される側としては滞在制限日数を超えた不法滞在を避けたいからです。そのため国によっては出国を証明できるもの、たとえばビザや出国に十分なだけの預金残高の提示を求められることがありますので注意しましょう。とはいえ、自分の予定に合わせて現地で変更が可能な点は非常に便利です。  

航空券の種類

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正規運賃航空券

航空会社で発売される一番基本的な航空券です。価格はIATA(国際航空運送協会)が決めています。良い点としては、サポートが手厚いことです。具体的には、当日購入可能で1年間有効、予約便を何回でも変更可能、他社便への乗り換えが可能、行程を戻ることがなければ途中降機が可能、払い戻しが可能というメリットがあります。 とはいえサポートが手厚いということは、料金もそれだけ高くなってしまうことを覚悟しなければなりません。以下に紹介するチケットに比べるとびっくりするぐらい高いので、基本的にはこれ以外のチケット購入を検討したほうが良いでしょう。  

割引航空券(PEXチケット)

格安航空券に対抗して、航空会社が販売している正規運賃航空券よりも安い料金で購入することができるチケットです。 この割引航空券には以下の3つの種類があります。  

IATAPEX

IATAが価格を決定している割引チケットです。IATAに加盟している航空会社全てが共通の特別価格で販売しているので、予定に合わせて出発と到着に違う航空会社を利用することが可能です。正規割引航空券の中では値段が一番高くなります。

ZONEPEX

IATAPEXとは違い、日本発と日本着に同じ航空会社を利用し、正規割引航空券とも呼ばれているチケットです。正規割引航空券は、様々な制約を設けることで価格を安くしています。たとえば、正規運賃航空券が当日予約可能だったのに対して、出発日の数日前からの予約が必要ですし、正規運賃航空券は払い戻しができますが、正規割引航空券はできません。こうした制約は航空会社によって様々ですが、制約が多ければ多いほど割引が大きくなることが特徴です。

APEX

日本発と日本着に同じ航空会社を利用し、さらに早期購入によってZONEPEXをより安くしたチケットです。出発日から前であればあるほど割引が大きくなります。  

格安航空券

格安航空券は旅行代理店のみが販売しているチケットです。ツアーなどのパッケージ用に航空会社から旅行代理店が購入したチケットを、ツアー用にせず個別に販売しているチケットです。現在は航空会社が販売している割引航空券も非常に安いのでそこまで差がなくなってきてはいますが、それでもかなり安い値段での購入が可能です。 ただ正規割引航空券よりも制限が多いことに注意しなければなりません。たとえば正規割引航空券が座席指定可能なのに対して、格安航空券ではそれができません。マイルの加算対象外となることもありますし、マイルを使用しての座席などのアップグレードも不可能なことが多いです。僕は格安航空券を利用したのですが、マイルは加算されませんでした。

購入方法

shutterstock_129469172 購入方法としては、航空会社か旅行代理店に直接行って購入するか、ネットでの購入になります。基本的には、シーズンオフに早めに購入することで安く購入することが可能です。

航空券料金比較

航空券の料金を比べてみました。行き先は、留学先で人気の高いカナダのバンクーバーです。料金は往復料金(燃油サーチャージ込み)で、価格が安い順で1番上に表示されたものを載せています。 ※2016年2月1日 現在の情報です。 ・東京⇔バンクーバー ・期間 2016.4/1~2016. 5/1 ・クラス エコノミー

<旅行代理店3社>

HIS 83,170円(往路成田発、復路羽田着) ②JTB 83,170円(往路成田発、復路羽田着) ③日本旅行 87,490円(往路成田発、復路羽田着)

<格安航空検索サイト>

Skyscaner 79,533円(往路成田発、復路成田着)※イギリスの会社が運営しているサイトです。skygate 83,420円(往路羽田発、復路成田着) ③etour  86,660円 (往路成田発、復路成田着)

<航空会社2社>

ANA  101,400円-Super Value LLXNNAI利用(往路羽田発、復路成田着) ②JAL   129,440円-ダイナミックセイバー利用 (往路成田発、復路成田着) この比較ではSkyscanerの79,533円 が最も安く、JALの 129,440円が一番高くなっていますが時期によってかなり変動するので、あくまで参考程度に思っておいてください。 この他に、外部サイトの検索結果をまとめて表示してくれるトラベルコちゃんというサイトもあるので参考にしてみてください。

おわりに

留学する多くの人は、「あまり移動にお金はかけたくないな…」と思っていると思います。どうせお金を使うなら留学先で使いたいですよね。現地ではいつどのような形でお金を使うか予想がつきません。しかし、航空券は自分の工夫次第である程度値段が抑えられます。 時期によってここに載せている料金より、もっと安い値段で購入することも可能ですから、これを機に自分で色々と調べてみても良いかもしれません。

★2016年2月12日追記

原油安の影響でJALとANAが2016年の4月から燃油サーチャージを廃止することを決定したようです。今後、航空チケットの代金が変わっていくことになるので、4月から留学に行く予定の方は注意しておく必要があります。 <参考URL> http://response.jp/article/2016/02/12/269606.html
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