いまさら聞けない!アカデミックイヤーとは?学期制って?
海外の大学進学や留学について調べていると分からない言葉がたくさん!という方もいるはず。
今回は、海外の学校に進学する際に、必ず出てくる「アカデミックイヤー」「学期制」について、ご紹介します!
アカデミック イヤー(Academic Year)とは?
海外の学校に進学する際によく聞く、「アカデミックイヤー」。
「スクールイヤー」ということもありますが、学年度や学期のことをいいます。
ちなみに1月から12月までのことを、カレンダーイヤー(Calendar Year)といいます。
国によって異なるアカデミックイヤー
各国のアカデミックイヤーをチェックしてみましょう。
日本
4月~3月。
多くの小中高は3学期制、一部は2学期制を採用。多くの大学は2学期制。
アメリカ
9月~5月の9か月。
大学・大学院の多くは、9月~12月、1月~5月の2学期制。
高校(ボーディングスクール)では、3学期制がほとんど。9月~11月、11月~3月中旬、3月下旬~5月に分かれています。他に、9月~12月、1月~5月の2学期制の高校もあります。
イギリス
大学は、9月~5月の9か月。9月~12月、1月~3月、4月~5月の3学期制が一般的。
高校は、9月~7月で3学期制になります。
カナダ
小中高は、9月~6月までの10か月が多いですが、1月から始まる学校もあります。
大学も学校によってアカデミックイヤーが異なりますが、9月からが一般的。2学期制と3学期制が多いです。
アイルランド
9月~6月が一般的。1月からの学校もあります。
大学は、3学期制か2学期制。大学院の修士課程は、基本的に1年ですが、博士課程に進むと2~3年程度かかります。
オーストラリア
2月~10月の9か月。
大学やTAFEは2学期制、小中高は4学期制が一般的です。
ニュージーランド
2月~10月の9か月。
大学は基本的に2学期制です。中高はすべて4学期制になります。
フランス
9月~6月。
フランスの大学は、2学期制を採用しています。9月~1月、2月~6月が基本です。小中高は9月~11月、12月~2月、3月~6月の3学期制になります。
スペイン
通常、アカデミックイヤーは9月~6月ですが、学校によって異なることがあります。
2学期制がほとんどですが、学期についても、一部学校によって異なります。
イタリア
9月~6月か、10月~7月が一般的。2学期制がほとんどです。
ドイツ
高校は8月~7月。3学期制が一般的です。
大学・大学院のアカデミックイヤーは、10月・9月(冬学期)始まりか、4月・3月(春学期)始まりになります。主なのは10月始まりです。
ドイツは州によって教育制度も異なりますので、アカデミックイヤーも確認が必要です。
いろいろある「学期制」
1つの国の中でも、いろいろな学期制があることが分かったと思います。
海外では、
2学期制をセメスター制(Semester)
3学期制をトライメスター制(Trimester)
4学期制をクォーター制(Quater)
といいます。
またセメスター制(2学期制)の最初の学期は「第1セメスター(First semester)」、2年時の前期なら「第3セメスター(Third semester)」と呼びます。
クウォーター制であれば、最初の学期が「第1クウォーター(First quater)」、4学期目は「第4クウォーター(First quater)と呼びます。
学期はもちろん、休みの期間なども国や学校によって異なりますので、よく確認して準備を進めましょう!
語学学校にある、アカデミックイヤーコースとは?
語学学校のコース名などで見かける「アカデミックイヤーコース」。「アカデミックイヤー」って、学期のことじゃないの?と思う方も多いはず。
語学学校のコース名にある「アカデミックイヤーコース」は、コースの名称で、通常9か月~1年のコースのこと。長期留学生向けのコースになります。
また「セメスターコース」というと、アカデミックイヤーコースの半分で5~6か月のコースになります。
語学学校のレッスン開始は、国を問わず、語学学校ごとに異なります。
毎週月曜に入学日を設けている場合や、月に1度の場合、数か月に1度の場合もありますので、よく確認しておきましょう。