ワンルーム?コシウォンって何?韓国留学での住宅事情をお教えします!
あにょはせよ!
韓国に語学留学経験のあるイリンです。
韓国留学を準備していて、つまずくことの1つはズバリ「韓国でのおうち」ではないでしょうか?
韓国と日本では、不動産事情も、名前や呼び方も違い、どこに住んだらいいのか、何が違うのか、わからないことだらけではないでしょうか?
韓国にもお家の種類は色々ありますが、今回は特に留学生に人気の高い、ワンルームとコシウォンについて、詳しくご紹介したいと思います!
この記事を読んで、韓国のお家事情をマスターしちゃいましょう!
■韓国の家って何がある?
韓国には大きく分けて、「アパート」「ヴィラ」「ワンルーム」「コシウォン」「下宿」があります。
・アパート
日本のマンションにあたります。韓国で1番人気の住宅です。
・ヴィラ
日本の一軒家にあたります。
高級なイメージが強く、一軒家に住んでいる韓国人はあまり多くはありません。
・ワンルーム
日本のワンルームとほぼ同じ意味です。
韓国の若者が一人暮らしをする際に、一番よく利用する住宅です。
・コシウォン
もともとは、国家試験を受けるための勉強部屋のことです。
勉強目的以外でも、入居が可能です。
・下宿 (ハスク)
いわゆる個人部屋付きのルームシェアです。
下宿(ハスク)の主人によって、ルールが大きく異なります。
アパートやヴィラは高級なため、留学生はワンルーム・コシウォン・下宿を利用する人が多いです。
【おすすめ記事】
■ワンルームってなに?
韓国のワンルームは、その名の通り1つの部屋に、全ての物がそろっているお部屋です。
広さは6~10畳程度のお家が多く、冷蔵庫や洗濯機は、もとからついているお家がほとんどです。
場所によってはフルオプションといって、ベットやテレビなど必要最低限の家具が、全て備え付けてあるお家もありますよ。
ワンルームとコシウォンの一番の違いは、保証金があるかどうかです。
この保証金というのは、日本でいう敷金にあたり、100~500万ウォン(10~50万円)程度、入居の際に大家さんに渡す必要があります。
このお金は退去時に全て帰ってくることがほとんどですが、契約違反があった時や、家賃が払えない時などは、この保証金から引かれます。
最初に大金が必要になるので、留学生には結構厳しいですが、保証金が高ければ高いほど、月々の家賃が安く、部屋もキレイなことが多いです。
ワンルームを希望している方は、留学費用とは別に、保証金用のお金も貯めておく事をオススメします!
また、ワンルームは1年契約のお家が多いので、短期留学や、帰国時期が不透明な留学生には住みにくいのが現状です。
■コシウォンってなに?
もともとは、国家試験を受けるための勉強部屋だったので、部屋はかなり狭く、ベットと机が部屋のほとんどを占めています。
以前は、トイレやシャワーが共用のコシウォンがほとんどでしたが、最近は、トイレやシャワーも部屋について居たり、女性専用のコシウォンだったり、少しずつ進化してきています。
コシウォンには保証金がなく、1か月ごとの契約更新が可能です。
そのため、短期留学や、お金のない留学生にもかなり住みやすくなっています。
ワンルームに比べると、部屋はかなり狭く、キッチンなどは共用なので、プライベート感が少し薄いですが、家賃も30~50万ウォン(3~5万円)程度と格安で住むことができますよ。
また、必要最低限のものはほとんどそろっているのが特徴で、コシウォンによっては無料でキムチやラーメン、卵、ご飯などが提供してもらえます。
狭い以外いいことだらけな気がしますが、コシウォンで一番残念なのが、部外者(そのコシウォンに住んでいない人)は侵入禁止ということ…!
泊りはもちろん、短時間でも部屋に呼んではいけないことがほとんどなので、友達や家族を呼びたいという方には、あまり向いていないかもしれません…。
■日本との違い
ワンルームとコシウォンについてわかったところで、日本の一人暮らしと、韓国の一人暮らしで違う点を少しご紹介したいと思います!
韓国について慌てなくてもいいように、しっかり頭に入れておきましょう!
・チョンセ制度
韓国にはチョンセという独特な制度があります。
これは、アパートやワンルームによくある制度で、入居時に高額な保証金を支払うと、月々の家賃を支払わずに住むことが可能です。
また、この保証金は退去時に全て返金されるのが特徴です。
つまり、実質タダで居住が可能なんです…!すごい制度ですよね…!
大家さんはどうやって儲けているのかというと、韓国は日本に比べて銀行の利子が高いので、大金を入れておくことで得られる利子で儲けているんです。
そのため、退去時に保証金を全て返してもらうことが可能なんですよ。
ただし、まとまった高額なお金が必要なため、留学生には少しハードルが高いです。
・ドアロック
韓国のお家には、鍵というものが存在しないことがほとんどです。
では、どうしているのかというと、韓国の鍵はデジタルドアロックになっており、4~8桁の暗証番号を入力して鍵が開く仕組みになっています。
鍵を持ち歩かなくていいのはかなり便利ですよね!
また、このドアロックはお家だけではなく、カフェなどのお店のトイレなどにもついていることが多いです。
理由は、防犯の観点から付けいているものと、そのお店を利用していないのに、トイレだけ入る人がいないようについています。
お店のドアロックの暗証番号は、レシートに記載されているか、カウンターに表示があります。
どうしてもわからない場合は、店員さんに聞いてみてくださいね。
【おすすめ記事】
■結局どっちに住むのがいいの?
「それで結局、ワンルームとコシウォン、どっちに住むのがいいの?」と思いますよね。
ワンルームとコシウォン、それぞれにメリットとデメリットがあるので、自分の目的に合わせて選ぶのが正解と言えます。
ワンルームは、コシウォンに比べてかなりお金がかかりますが、プライベートが守られており、部屋も広いので、家での時間を大切にしたい人や、お金に余裕がある人は、ワンルームがオススメといえます。
逆にコシウォンは、部屋は狭いですが、ワンルームに比べてお金を大幅にカットでき、食材なども提供してもらえます。
家にいる時間が短い人や、とにかく安く済ませたい人にはコシウォンがオススメです。
■さいごに
日本とは事情の違う韓国のお家。
わからないことだらけで、家を決めるというのは大変だと思いますが、どちらに住んでも、それぞれメリット・デメリットは必ずあります。
自身の予算や、韓国での生活の仕方を一度しっかり考えて、お家を探してみてくださいね!