【日常生活編】元交換留学生による韓国留学レポート

BTSがビルボードで全米1位を獲得したこともあり、近年ますます注目されている韓国。
今世界的に人気な韓国のポップカルチャーを肌で感じたいと、留学を検討されている方も多いと思います。

筆者は大学4年次に韓国の南西部にある食と芸術の都・光州の全南大学校に交換留学生として在籍していたのですが、現地での日々は一生忘れることができないほど楽しく有意義なものでした。
もちろん勉強第一の留学ですが、時には韓国独自の文化に触れたり息抜きに遠出をしてみたりすることも自身の知見を広める上でよい機会となるはずです。

そこで今回は、韓国留学期間中における日常生活についてご紹介します。

【日常生活編】元交換留学生による韓国留学レポート

居住地

全南大学校在学中は、大学内にある寮で生活をしていました。
寮内には2人部屋と6人部屋があり、私はより費用の安い6人部屋を選択しました。

6人部屋は、ひとつの部屋の中に3つの小部屋と共用スペースがある造りとなっています。
室内にはベッドやクローゼット、勉強机、冷蔵庫、シャワールーム、トイレ、また寮の共用フロアには洗濯機や乾燥機、電子レンジが備え付けられているため、生活には全く不便しませんでした。

ルームメイトは私の他に韓国人が2人、モンゴル人が1人、ブルネイ人が2人の計6人。
決して少なくない人数なので何か揉めごとが起こるのではと心配でしたが、ルームメイト同士の仲が非常によく皆キレイ好きだったため最後まで楽しく快適に過ごすことができました。

食事

留学中に寝泊まりしていた大学内の寮は料理禁止だったため、基本的に大学内に併設されている食堂で食事を済ませていました。
メニューは日替わりのバイキング形式で韓国人向けの辛い味付けのものと留学生向けの洋風の味付けのものの2種類から選ぶことができたため、毎日の食事に飽きてしまうこともありませんでした。

寮に住んでいる場合は事前申請により、一回の食事はだいたい2500〜3000ウォンほど。
一週間での利用回数が多いほど一食分の料金が安くなるため、非常にお得にお腹を満たすことができました。

また韓国はカフェ文化が浸透しており大学内や周辺に多くのカフェがあるため、ランチ後には友人とそのままカフェへ行くかアメリカーノをテイクアウトして授業に持参していました。
カフェは夜間営業しているところもたくさんあるので、夕食後のシメや勉強場所にも最適です。

韓国の食事というと辛いものばかりのイメージですが、とんかつやオムライスなども至るところで食べることができるので心配はいりません。
フライドチキンは日本でも有名ですが、韓国のチキンならではのサクサク感は一度食べたらやみつきになる美味しさです。

【 おすすめ記事 】

空き時間・休日

全南大学校に来て最も驚いたことは、広大な敷地や施設の充実度です。
学内には多種多様な建物が並んでおり、メインに利用する建物は学部ごとに異なります。

その他にもカフェやハンバーガーショップ、インターネットカフェ、ジム、コンビニ、お弁当屋さん、そして池までもが大学の中にあり、日本で通っている大学とは随分異なる風景に圧倒されました。
寮のすぐそばにはビリヤード場もあり、私は学校終わりによく練習をしていました。

また休日には服屋さんやコスメショップ、カラオケなどによく行っていました。
光州はソウルほど大きな都市ではありませんが、大学周辺には学生向けのお店が立ち並んでおり徒歩圏内でも十分に娯楽を楽しめる環境でした。
また時にはバスやタクシーを利用して、野球観戦や映画館に行くこともありました。

学校行事

韓国の大学は、学校行事が非常に盛んです。

私は1泊2日で行われる学科のMT(メンバーシップトレーニング)に参加しました。
MTとは、施設に泊まり込みゲームや公演、パーティーをしながらメンバーとの親睦を深める合宿のようなものです。

学科やサークル別に行われるため、新学期には毎週MTがあるなんてことも。
公演ではダンスや劇などを発表することもあるので新入生にとってはある意味大変な時期となりますが、大学らしい行事ということもあり皆楽しんでいました。

また学園祭も経験することができました。
日本の大学では学科や研究室、部活やサークルごとにお店を出店します。
全南大学校の学園祭は日本よりも小規模な印象でしたが(敷地が広大なため?)、同じようにお店が出されカラオケコンテストなども盛り上がっていました。

ダンスサークルによるパフォーマンスも行われていたのですが、そこで踊られていたのはK-POP女性アイドルのような可愛らしいダンスでした。
ダンスといえばヒップホップやジャズダンスだと思い込んでいたため、いかにK-POPが韓国国民に浸透しているかを身にしみて感じた瞬間でした。

学園祭が行われたのは5月の風が気持ちいい日だったので、その日はルームメイトやその友人たちと学内の芝生の上でチメク(キチンとビール)パーティーをしました。
涼しい夜風の中、学園祭のにぎやかな音を遠くに聞きながら談笑した時間は今でも大切な思い出です。

【 おすすめ記事 】

留学の楽しみ方は自分次第

私は留学をするにあたり「留学期間中は韓国語や英語でのコミュニケーションを意識的にとる」と決めていました。
日本では友人と頻繁に交流するというよりはひとりでいることの方が多かったのですが、せっかく留学するのならと行動を変えてみたところ多様な韓国文化に触れ大切な友人たちと数えきれないほどの思い出をつくることができました。

空いた時間を勉強に費やしてステップアップを図ったり、友人との遊びを通して語学を上達させたり、留学の楽しみ方は人それぞれだと思います。
自分なりの方法で、留学生活を楽しみましょう!

>韓国留学について もっとみる

留学エージェントに資料請求